- 「どれくらい準備すればいいの?」という不安が消える
- 安心できる準備ができるので面接本番で緊張しづらくなる
- 面接を通過のために必要な準備の仕方がわかる
よくあるダメな面接の準備例<量産型就活生の特徴>
面接通過に繋がらないよくある準備に固執する
- 自己分析
- 業界研究
- 企業研究
- エントリーシート
- 筆記試験
例えば、企業研究。
以下のようなよくある準備は、「まったく意味がない」ということはないですが、効果は薄いです。
- 業界地図での立ち位置を確認する
- 企業のホームページをみる
- インターンシップに参加する
- 社員インタビューをみる
- OB/OG訪問をする
運がよければ、「よく調べている」という評価で一次面接は勝ち上がれるかもしれません。
なぜなら、こうした企業研究の仕方では、面接を突破するというゴールから逆算されておらず、他の志望者たちと差別化できないから。
生のコミュニケーション
である面接を想定した
準備をしないと意味がない…
マナーや服装、持ち物にこだわりすぎる
もう一つ、面接の準備で陥りがちな罠が見た目や当日の持ち物です。
- ネクタイの色
- 腕時計のデザイン
- おじぎの角度
- ノックの回数
- ハンカチの有無
ネクタイピンクだったけど普通に内々定でた。
緊張でノックしないで入室しちゃったけど、一次面接通りました!
面接突破のための準備:企業研究
まずは面接に役立つ『業界/企業研究』の方法から解説します。
前述の通り、就活サイトや就活対策本でおなじみになっている以下に時間をかけても内定は取れません。
- 業界地図での立ち位置を確認する
- 企業のホームページをみる
- インターンシップに参加する
- 社員インタビューをみる
- OB/OG訪問をする
研究の対象になる
情報の質が悪い、または
精度が低いためです。
面接を通過できない企業研究とその理由
よくある企業研究では、効果が薄い理由をまとめました。
よくある企業研究の失敗例 | 理由 |
業界地図での立ち位置を確認する |
|
企業のホームページをみる | ホームページの情報発信先の メインは一般消費者やクライアント |
インターンシップに参加する | 実務の極々一部に触れられない ため企業研究にはならない |
社員インタビューをみる |
|
OB/OG訪問をする | 訪問する社員のレベルや会社への 帰属意識などによって情報の信頼度が 大きく左右される |
よくある情報を鵜呑みにして
面接に臨んでも浅く、的外れな
印象を面接官に与えるだけ…
面接突破のための準備:踏み込んだ企業研究の方法
面接を有利に進めるためにする企業研究で重点的にチェックすべきポイントは以下です。
- 採用ページ
- ニュース/株価
- 製品/サービス
- 中期経営計画
- 社長/役員の発信
これらの要素を盛り込んだ効果の高い企業研究の方法は、「深く効率的な企業研究でみんなが知らない情報を得る方法」をご覧ください。
面接突破のための準備:エントリーシート
続いて、面接突破の確率を上げるエントリーシートの準備方法や内容の伝え方を解説します。
エントリーシートと履歴書の違いは次の通り。
履歴書:人事のデータとして使う公的書類
エントリーシート:選考のために利用するメインの書類
多くの場合、選考のために
使われるのは履歴書では
なくエントリーシート
面接を見越したESを準備する理由
エントリーシートは、常に面接官の手元にあります。
同時に、質疑応答などのコミュニケーションを行う元になるもの。
だからこそ、面接を想定して準備する必要があります。
エントリーシートは選考過程で
利用し続けられるので、面接を
見越して作成する必要がある!
「ESは通過するのに面接が通らない」原因
「ESは通過するのに面接が通らない」という学生は多いです。
緊張して話せなかったり、実際の見た目(ルックス)の問題などさまざまな理由が考えられます。
ただ、主要な理由は以下2つに集約されます。
- ESの内容と実際のあなたの乖離
- 面接とESを関連付けて準備していないため
不採用となる理由:ESの内容と実際のあなたが乖離しているため
1つ目の理由は、ESで採用担当が抱いたイメージとリアルなあなたとの乖離です。
とくに、マイナスのギャップを面接官が感じた場合の印象は悪くなります。
例2:ESでは「相手の立場に立てる」としているのに、面接では気遣いがない
その他、顔採用の企業だと、
写真と実物差が大きい場合
普通に落とされます
”見た目”が原因で面接に落ちないための方法は、「付け焼き刃でできる!イケメンじゃなくても面接突破する方法」で解説しています。
不採用となる理由:面接とESを関連付けて準備していないため
2つ目の理由は、ESを埋めることだけにこだわり、面接のことが考えられていないためです。
企業側は、面接を通して以下の確認をしています。
- ESの内容を深堀り
- ESを読んで出た疑問の解決
以下を考慮にいれて面接まで想定したESにすることが何よりも重要です。
- ESを読んだ面接官が持つ疑問は?
- もっと知りたいと思うことは?
- 面接の会話の中で補足すべき内容は?
ESを読むだけであなたの
ことが全て把握できるなら
面接なんてやらないハズ…
エントリーシートの内容の伝え方と準備方法
面接の際にエントリーシートの内容の伝える際の注意点や準備しておくべきことを解説します。
ESの書類選考は通過していることが前提となります。
ポイントは以下の通り。
- 結論ファースト
- 採用担当目線でESを読み返す
- ESと面接時の一貫性
- 客観的に定量的に伝える
- ESにはないエピソードも用意
結論ファースト
ESに書く場合はもちろん、面接でも『結論ファースト』で話を始めましょう。
意識してもできない場合は
「結論から申し上げますと…」
を口癖にすると身につくよ
採用担当目線でESを読み返す
採用担当目線で自分のESを読み、面接官が知りたいであろうことを予測してみましょう。
- 面接で想定される質問は何か?
- 面接で伝えるべきときに何を補足すべきか?
予め上記を考えて
おくと、面接時に
焦らなくて済むよ
ESと面接時の一貫性
ESに書いた自分の強みや長所。
実際のあなた自身と一貫性があるか確認しましょう。
面接では以下の点に気をつけることで、実際のあなたのイメージと一貫性を持たせる必要があります。
- 外見
- 表情
- 喋り方
- 言葉遣い
- 振る舞い
面接では客観的に定量的に伝える(補足する)
ダメな例 | よい例 | |
客観性 | ~と思った(自分の感想) | ~という評価をAさんに頂いた |
定量性 | たくさん売上が上がった | 去年よりも30%売上がアップした |
ESには書いていないエピソードも用意しておく
- 主張を強化できる
- 「他にエピソードはありますか?」と質問される可能性がある
- 話せる持ち時間が予想より多い場合がある
エントリーシート添削サービス
フォロワーさん限定で「ES添削サービス」もやっています。
「めんせつ部」のツイッターアカウントにお問い合わせください。
99%の学生が持っていかない面接通過に必須の持ち物
面接当日の持ち物を工夫することよっても面接通過率を上げることができます。
よく『面接の持ち物チェックリスト』が紹介されていますが、例えば以下は「あればいい」程度のもの。
- 履歴書/ES(コピー含む)
- 筆記用具/メモ帳
- A4サイズのファイル/封筒
- ハンカチ/ティッシュ
- 折りたたみ傘
- 替えのネクタイやストッキング など
正直これらを持って
いてもいなくても面接の
合格率にはほぼ影響しない…
実際、選考に必要な書類の入ったカバンを忘れても内定をとった人を3人知っています。
「後日改めて持っていく日時を調整する」というコミュニケーションがとれれば問題ないということです。
もっと重要な準備すべき持ち物があります。
準備が9割!面接通過に必須の持ち物
面接の通過を上げるための持ち物、用意するものは以下です。
- 志望企業の製品/サービス
- SNSアカウントでの発信
- 録音アプリ(ボイスレコーダー)
順番に解説します。
志望企業の製品/サービス
志望する企業の製品やサービスは実際に使ったり、申し込むのは当たり前。
以下のように持参可能なものであれば面接会場にも持っていくのが鉄則。
- 食品メーカーの飲料水やお菓子
- アパレル企業が販売している衣服や小物
- 出版社が手掛ける雑誌 など
ゲーム会社が製作した
アプリであれば、スマホに
予めダウンロードしていこう
志望企業の製品/サービスを持っていくメリット
実際に面接会場に製品やサービスを持っていくことによって以下を面接官に示せます。
- ヘビーユーザーだという証明
- その会社の事業に対する熱意や意欲
言葉でなら何ともでも言える
からこそ、行動で示すと面接官の
印象にも残りやすいよ
志望企業の製品/サービスを使ったアピール方法
例えば、以下のようなアピールの方法があります。
一握りの就活生が実践したアピール方法:
- その企業の製品を身につける(ネクタイやスーツなど)
- 製品を手に持ちながら志望動機などをアピール
「自分がそのサービスをどうしていきたいか」など
99%の就活生が「企業の製品を
片手に志望動機を熱弁する」
なんてことはしません。
だからこそ、面接官の印象に確実に残りますし、本気度が伝わるのです。
カバンから商品を取り出すときは、「カバンから取り出したいものがあるのですがよいでしょうか?」と一言断りを入れれば何も問題ありません。
注意点:ライバル企業の製品を身につけるのは避けること
注意点として、面接官の目に見える状態でその企業のライバル社の製品を身につけないように注意しましょう。
具体的には以下のようなものです。
- スーツ
- 靴
- ネクタイ
- メガネ
- 鞄
- ペットボトル飲料 など
学生が思う以上に、企業によってはライバル社を強く意識する文化があったりするからです。
以下は、すべて実話。
某自動車メーカー:他社の営業マンがライバル会社の車で来訪した場合は追い返す
企業からすると、非常に
印象が悪くなります。うっかり
では済まないので注意が必要!
SNSアカウントでの発信
続いて面接で有利になる「SNSアカウントでの発信」について解説します。
志望企業がある場合、その企業の製品やサービスをつかっている様子やポジティブな内容をSNSに投稿しておくようにしましょう。
選考が進むと、企業側から学生のSNSアカウントをチェックされるケースも増えています。
これを逆手にとるのです。
ハッシュタグも活用
すれば、企業から見つけて
もらいやすくなる!
SNSアカウントでの発信しておくメリット
SNSで企業の商品やサービスについて発信しておくことで以下のようなメリットがあります。
- SNSをチェックされた際に好印象を残せる
- 前述の「志望企業の製品/サービス」と組み合わせることで信頼度が増す
とくに、2点目について、面接で「SNSでも御社のサービスの感想などを投稿しています」といったアピールは信頼性を高めます。
ただ、「志望企業の褒めすぎ」
など過剰なSNSでの投稿は
”やりすぎ感”が出るので注意!
録音アプリ(ボイスレコーダー)
面接の通過向上に直結する持ち物を紹介してきました。
- 志望企業の製品/サービス
- SNSアカウントでの発信
- 録音アプリ(ボイスレコーダー)
詳細は、「面接で落とされる確率を限りなく0%に近づける方法」にまとめましたので、ご興味あればご覧ください。
20人の内定者に聞いた!面接官から実際にあった質問集
面接官が個別に質問をする理由
- 「それってどういうこと?」と単純に聞きたい
- よい意味で深堀りしたい
- 質問に対する回答や反応をみてレベルを見極めたい
「質問=アピールのチャンス」です。
面接官から実際にあった質問
よくある質問例 | 目的 |
あなたの短所(短所)は? |
|
短所や弱点はどのように克服する? |
|
無人島に何か一つ持っていけるとしたら、何を持っていく? | とっさの発想力や対応力を確認するため |
あなたを○○(文房具や動物など)に例えると? |
|
今の大学を選んだのはなぜですか? | あなたの価値観や目的意識を把握するため |
面接は何回目ですか? | 就活の状況を把握するため |
今後面接の予定がある企業な何社ですか? | 就活の状況を把握するため |
あなたを採用する弊社のメリットは? |
|
とくに、「例える系の質問」は自分の強みと絡めたり、自己分析の内容と一貫性がある回答だと面接官の納得も得られやすいです。
まとめ:面接の通過率が上がる準備方法<学歴関係なし!>
面接の通過率を上げるためにやるべき効果の高い準備方法を解説してきました。
ここまで読んで頂いた時間をムダにしないためにも、できる部分から取り掛かってもらえれば幸いです。
「準備」なので、
あとはやるだけ。
学歴は関係なし!
正しい準備をすれば、面接の合格率が上がるのはもちろん、面接に対する不安も少なくなります。